2011年10月22日

「伊万里」と有田。その弐

これまでに、
ざっと「初期伊万里」から
「古九谷様式」へと、
作品の様子が移り変わるところを
注目してみました。

ちなみに、
「古九谷」とか「藍久谷」とか
久谷という名がついて呼ばれる作品も、
実は有田の窯でつくられたものであって、
そのことの解説が多かったです。

(ほんとうの久谷で焼かれた焼き物は、
ゆっきちゃんがよく言っていた
「どきっとする」色の感じではなくて、
もっとやさしい色合いのようでした。)

有田に多数存在する古窯跡の
下の層から中間の層から・・
出土したものが
伝世品として大切にされてきて
作られた年代もわかっている作品と
照らし合わせて、
同じ形、文様であるから、
この窯のこの出土品は何年代の作品だろう。

・・と、推測してゆくのですね、
そのことを詳しく書かれていました。

窯の辻窯、ダンバギリ窯、猿川窯、
百間窯、天神森窯、山辺田窯、
小森谷窯、原明窯・・

なるほど、江戸から有田は
器づくりの土地だったのだな、と
感動すらおぼえます。

すでに長くなってしまいました(^^;
この本を眺めてみて、
個人的にいちばん印象に残ったことを、
あした書いてみようと思います。

きょうもお読みいただきありがとうございます。

p.s.きのうの大雨の雨粒を眺めていたら、
山茶花の花を見つけてしまいました!

「伊万里」と有田。その弐
雨粒をうけてしたを向いて落下しそう(笑)
「伊万里」と有田。その弐
ことしも可愛らしいです♪

by 幸麓窯



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Posted by 幸麓窯 at 12:57│Comments(0)有田のこと。
 
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